2017/9/27

別所温泉に到着
別所温泉には国宝や重要文化財をはじめ数多くの文化財が点在しております




北向観音堂
除観音として知られる「北向観音堂」は、平安時代初期の天長2年(825年)
比叡山延暦寺座主慈覚大師円仁により開創された霊場です。
安和2年(969年)、平維茂は一山を修理し、三楽寺、四院、六十坊を増築した。

本堂が北を向いているのは、わが国でもほとんど例がないようです。
北向観音様は北向に建立され 千手観音様を御本尊として現世利益を願い、
また善光寺様は南向きに建立され阿弥陀様を御本尊として未来往生を願う。
現在と未来の片方だけですと片詣りと言われおり、
向き合ってる両方をお詣りしたほうが良いと言われるようになりました。




温泉薬師瑠璃殿と愛染かつら
愛染かつら 樹齢1200年の老木で天長の昔、常楽寺の火坑出現の
観世音菩薩が影向(ようごう=神仏が一時姿を現すこと)した霊木といわれています。
境内の東隅にある愛染明王堂とこの桂の木に因んで故川口松太郎氏(第一回直木賞受賞)が
「愛染かつら」を書かれたことはあまりに有名です。
若い人たちからは「縁結びの霊木」として親しまれております。
また昭和14年6月5日、長野県の天然記念物に指定されました。




安楽寺
安楽寺は禅宗としては、鎌倉の建長寺などと並んで日本では最も古い臨済禅宗寺院のひとつ
天正十六年(1588)ころ、高山順京が曹洞宗に改めました。




長い石階段を登ると安楽寺が望めます。 国宝の八角三重之塔があります。
木造八角三重塔は、木造の八角塔としては全国で一つしかないという貴重な建築で、
昭和27年3月29日、文化財保護法の規定により長野県では一番早く国宝に指定されました




常楽寺
常楽寺は北向観音の本坊であり、ご本尊は「妙観察智弥陀如来(みょうかんざっちみだにょらい)」。
常楽寺は北向観音堂が建立された天長二年(825年)、三楽寺の一つとして建立されました。




御朱印
 
左から 北向観音、安楽寺、常楽寺